ちいさな冒険者のアコースティックカバーについて

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引力

これはかなり昔に録音したものです。『少し』でもなく、『結構』でもなく、かなりです。確かコンピューターに録音するための機材を購入したばかりの頃だと思います。録音するという行為にすら興奮していた頃です。ここから深みにはまっていくのも知りません。それはパックリと口を開けて待っている訳ですが、その存在にすら気付いていない頃です。

ギターをとりあえずマイクの前で弾いて録音してあるので、コンピューターで調整するのが大変でした。正直もうやめちゃおうかな。って思うくらい。

このカバーのアピールポイントとしては、何の知識もない、金もない一匹の人間がとりあえずやってみればこれくらいのことはできるという事です。カメラのアングルもイマイチです。桃色のパーカーの下に空色のtシャツを着ている事に苦言を呈したい気持ちもあります。でも言い訳させて下さい。パーカーを脱ぐ予定は無かったんです。ほんとに。

そうそう。ひとつ思い出した。これを録音している時にベースを入れたいと思ったんだった。もちろんアコースティックベースなんて持ってないし、エレキベースだと違うなと思ったので、手元にあったギターでベースラインみたいなものを入れたのです。僕はいつも手元の物で済ます癖があります。良いのか悪いのかはわかりませんが、おそらく生まれ持った気質で遺伝子に組み込まれているのだと思います。

とにかくここらへんから少しずつ深みに飲み込まれて、どうしようもなくズタボロにされるのです。何かの引力に引き込まれて抜け出せなくなるのです。それが幸せなのか、不幸なのかはわかりません。でもそれはしょうがないのです。

ちいさな冒険者のアコースティックカバー